Range・Cells
セル範囲の指定は、簡単に書こうと思えば書けるので、普段はあまり考えない部分かもしれません。ですが読みやすさや書きやすさを追求しようと思えば、とても考えがいのある処理ですので、自分の知識の確認の意味でも、ちょっと確認してみましょう。
セルに入力されたシート関数を、VBAを使って別のセル範囲へコピーする方法を紹介します。D2=B2*C2と入力し、これをD列全体にコピーするには、そもそもコピーする必要もなく一気に「Range("D2:D7").Formula = "=B2*C2"」でOKです。
セルの値だけを、範囲から範囲へコピーする方法を紹介します。A1:C3の正方形を、D4:F6にコピーするコードは、実は「Range("D4:F6").Value = Range("A1:C3").Value」で済みます。「値貼り付け」より速くて読みやすいので、こちらを使いましょう。
「固定セルを定数で扱いたい!」という場面は結構多いです。データシートの上部に固定された、「対象月」や「更新日」のセルとかですね。常に同じRangeオブジェクトをくれる定数がほしいのですが、Constではできませんので、別の方法を使います。
セル範囲をコピーした場合、オートフィルターで抽出していないレコードはペーストされません。しかし、非表示にしている列はペーストされます。この仕様の違いは、知っている方も多いのではないでしょうか。では両方がかかっているデータをコピーすると…?
落ちると抜け出せなくなるVBAの落とし穴です。For EachでRangeオブジェクトをループしたとき、全セルが処理されない。Rangeオブジェクト.Countがセルの数を返さない。あたりにお悩みの方は、この落とし穴に落ちていないかご確認ください。
知らずに落ちると抜け出せなくなるVBAの落とし穴です。SpecialCellsを使ったらバグった。急にシート全体の値が書き換わった。SpecialCellsでセルを絞ったつもりが、元のRangeよりなぜか広くなった。あたりにお悩みの方は、この落とし穴を疑ってください。