遅ればせながら自宅PCをWindows11に更新しました🎉
せっかくなのでExcel-Fun.xls*コミュニティのメンバーにご協力いただき、
「設定」アプリ内の全設定をチェックして回ってみました。
有用だったTips的な設定を一覧にしてみましたので、
皆さんのWindows11ライフの参考になれば幸いです。

システム
ディスプレイ
◆ マルチディスプレイ
✅ ディスプレイ間でカーソルを簡単に移動させる
ディスプレイ間でつながっていない部分を壁にするかワープするかの設定。
マウスを端にぶつけて止める操作をしたいならOFF推奨。

サウンド
正規の設定系のみ(Tips的な設定はなし)
ちなみに「音量ミキサー」をデスクトップにショートカット配置したい場合は、
右クリック⇒新規作成⇒ショートカットから、
| ms-settings:apps-volume |
をアドレスに入力すれば作成できる。
通知
◆ 応答不可
デスクトップ通知を一時的にOFFにして貯めておいてくれる機能。
普段通知機能を使いたいが自動/手動でOFFにしたい場合に使う。
◆ フォーカス
集中したいときにタイマーを表示して通知系を一時的に切る機能。
タスクバーアイコンにつく未読マーク❶なども一時的にOFFにできる
◆ 追加の設定
✅ Windowsのウェルカム エクスペリエンス~~
✅ Windowsを使用する際のヒントや提案~~
どちらも外すの推奨。
PC起動時の「Edgeを規定ブラウザにする?」みたいなやつがこれ。
アプリ一覧の下にあるので見つけにくい。
OFFにされないようにこっそり一番下に配置したのか??
電源・ストレージ・近距離共有
正規の設定系のみ(Tips的な設定はなし)
マルチタスク
◆ ウィンドウのスナップ
ウィンドウを二等分などに分割して配置する機能のこと

✅ ウィンドウをスナップしたときに、その次にスナップする対象を提案
「Win + ←」でウィンドウを左半分に配置したときに、残り半分に配置するウィンドウを聞いてくる機能。
好きな人と邪魔な人が結構別れそうなのでお好みで。

✅ ウィンドウの最大化ボタンにカーソルを合わせたときにスナップレイアウトを表示
最大化ボタンでこのウィンドウを表示してくれる機能。
最大化がワンクリックでなくなるわけではなく邪魔にはならないのでONでOK。

✅ ウィンドウを画面の上部にドラッグしたときにスナップレイアウトを表示
↓のウィンドウがディスプレイ上部に出るようになる。
邪魔になることの方が多いのでOFFにした。
このウィンドウを使うなら上記の「最大化ボタン」から出した方が便利。

✅ タスクビューのタスクバーアプリ上にマウスカーソルを移動したとき、そしてAlt+Tabを押したときに、スナップしたウィンドウを表示
Win← と Win→で配置したペアをペアとして一括で最前面やウィンドウ選択できるようになる機能。

✅ ウィンドウをドラッグしたときに、画面の端までドラッグしなくてもウィンドウをスナップできるようにする
ただウィンドウを移動したいだけなのに全画面・半画面配置が発動してしまう問題を悪化させるのでOFF。
◆ スナップまたはAlt+Tabを押したときにアプリのタブを表示する
ブラウザのタブが複数あった場合に、指定枚数まではウィンドウかのように分けて表示する機能。Edge限定?他では挙動を確認できず。
◆ デスクトップ
✅ タスクバーに、開いているすべてのウィンドウを表示
✅ Alt + Tab キーを押したときに、開いているすべてのウィンドウを表示する
Win+Ctrl+D によって作成できる「仮想デスクトップ」を使用しているときの挙動。
作った仮想デスクトップ間の移動はWin+Ctrl+←→、削除はWin+Ctrl+F4。
仮想デスクトップはシャットダウンしても維持される。
仮想デスクトップを使ったことがない方はこの機会に試してみるのもおすすめ。
この設定自体は仮想デスクトップの使用用途にもよるためお好みで。
◆ タスクバーウィンドウのシェイク
ウィンドウドラッグ中にマウスを振ると、そのウィンドウ以外を最小化する機能。
Win+Homeで実行できる。
自分は意図せず発動することが多いのでショートカットを覚えるつもりでOFFにした。
開発者向け
◆ タスクの終了
フリーズしたアプリを「タスクマネージャーから終了」していた作業を、
タスクバー上で右クリックから実行できるようになる。神機能。絶対ONに。
◆ エクスプローラー
✅ 非表示のファイルとシステムファイルの表示
ここで非表示ファイルを常に表示する設定にすることも可能。
✅ タイトルバーに完全なパスを表示する
エクスプローラーのウィンドウ名がすべてフルパスになる。
タスクバーでエクスプローラーを選ぶ機能が死ぬ。絶対OFFに。
ライセンス認証・トラブルシューティング・回復 以下
正規の設定系のみ(Tips的な設定はなし)
バージョン情報
Windows11かどうかを見たり、バージョン(25H2など)の確認ができる。
Bluetoothとデバイス

デバイス
正規の設定系のみ(Tips的な設定はなし)
プリンターとスキャナー
◆ Windowsで通常使うプリンターを管理する
これをOFFにすると既定のプリンターが勝手に変わらなくなる。
一回だけ出力プリンタを変えたり、一回だけPDFに出力した際に、
既定のプリンター設定が変わってほしくない人はここでOFFにできる。
モバイルデバイス・カメラ
正規の設定系のみ(Tips的な設定はなし)
マウス
◆ ポインターの精度を高める
マウスの移動速度に応じてポインターの移動速度が連動する機能。
デフォルトはON。
◆ ホバーしたときに非アクティブウィンドウをスクロール
後ろに開いたウィンドウもスクロールできる機能。素晴らしい。
自分は好きですが、よほど嫌いならOFFにできる。
◆ スクロール方向
ホイールの方向を上下反対(Macと同じ設定)にできる。
◆ マウスの追加設定
その他細かい設定ができる画面。
✅ Ctrlキーを押すとポインターの位置を表示する
マウスが行方不明になった際にCtrlキーで輪っかを表示できるようになる。
ペン 他
正規の設定系のみ(Tips的な設定はなし)
ネットワークとインターネット
正規の設定系のみ(Tips的な設定はなし)
個人用設定

背景
正規の設定系のみ(Tips的な設定はなし)
色
モードを「ダーク」にするとタスクバーの色を変更できるようになる。
テーマ・動的ライティング・ロック画面
正規の設定系のみ(Tips的な設定はなし)
テキスト入力
絵文字パレット、音声入力、クリップボード履歴などに色を付けることができる。
音声入力だけならよかったが、クリップボード履歴に色がつくのはイマイチだった。
ちなみに各機能のショートカットは以下の通り
- クリップボード履歴:Win+V
- 音声入力:Win + H
- 絵文字パレット:Win + .
スタート

◆ レイアウト
✅ さらにピン止めを表示する
おすすめを減らしてピン止めアプリの表示数ことができる
✅ 最近追加したアプリ・よく使うアプリ・ヒントやショートカット
不要なものをOFFにできる
✅ スタートで推奨されるファイル、エクスプローラーで最近使用したファイル、ジャンプリストの項目
ここだけはON推奨。こいつまで勢いでOFFにしないように。
タスクバー上で右クリックを押したときの各アプリの使用歴がこれにあたるため、
OFFにすると最近開いたフォルダや最近開いたExcelをタスクバーから開けなくなる。
✅ フォルダー
スタートメニュー内にドキュメントやダウンロードへの移動ボタンを配置できる。
普通に便利なので普段使うフォルダはすべてONにしておくとよい。

タスクバー

タスクバー項目
✅ 検索・タスクビュー・ウィジェット
邪魔なのでOFFでよい。ちなみに検索はWinキー単体で実行できる。
タスクバーの動作
✅ タスクバーの配置
左に固定するか中央にセンタリングするかの選択。
中央にした場合は開いているアプリの数でスタートの位置が変わってしまうが、
左に固定するとWinキーからのスタートメニューが左端に出てしまう。
一長一短なのでお好みで。
✅ タスクバーを自動的に隠す
タスクバーを非表示にする場合はこれ。
通常はやらないと思うが、画面共有時などにOFFにできることは知っておくとよい。
✅ タスクバーアプリでバッヂを表示する
✅ タスクバーアプリの点滅を表示する
アプリ右上にでる未読のマーク❶や、チャット受診時のアプリ点滅のこと。
一時的にOFFにしたいなら前述の「フォーカス」も使える。
✅ タスクバーを全てのディスプレイに表示する
タスクバーの表示ディスプレイをメインディスプレイのみにする。
✅ 複数のディスプレイを使用する場合にタスクバーアプリを表示する場所
これを「開かれているウィンドウ」にすると、そのウィンドウで開いているアプリだけがタスクバーに表示されるようになる。
(Excelしか開いていないディスプレイではアイコンがExcelだけになる)
✅ タスクバーからウィンドウを共有する
配信設定。通常は特に影響なし。
✅ デスクトップを表示するには、タスクバーの隅を選択します
デスクトップ右下にWin+Dと同じ機能の小さなボタンが配置される。
✅ タスクバーのボタンをまとめラベルを非表示にする
✅ タスクバーのボタンをまとめ他のタスクバーでラベルを非表示にする
✅ 小さいタスクバーボタンを表示する
タスクバーに入りきらなかったアプリをまとめるかどうか。
基本入りきると思うので特に設定の必要なし。
ちなみにタスクバーに並んでいるアプリは、
ショートカット「Win+数字」で並び順を元に選択/操作ができる。
- Win + 数字:タスクバーの○番目にあるアプリを選択
- +Shiftキー:対象アプリを「新規に開く」
- +Ctrlキー:対象アプリの「ウィンドウを順送りで選択」
- +Atlキー:対象アプリの「ピン止め & 最近開いたファイル リストを開く」
この機会にアプリの並び順を見直してショートカットキーを習得するのもおすすめ。
タスクバーをショートカットキーで操作する実演動画はこちらをどうぞ
◆ フォント・デバイスの使用状況
正規の設定系のみ(Tips的な設定はなし)
アプリ
正規の設定系のみ(Tips的な設定はなし)
アカウント
正規の設定系のみ(Tips的な設定はなし)
時刻と言語
正規の設定系のみ(Tips的な設定はなし)
ゲーム
未使用
アクセシビリティ

テキストのサイズ
正規の設定系のみ(Tips的な設定はなし)
視覚効果
◆ スクロールバーを常に表示
非アクティブウィンドウのスクロールバーが表示される
デフォルトはOFFだが邪魔ではないし割と便利なのでONでよい。
◆ アニメーション効果
最大化したときにウィンドウが伸びる感じや、閉じたときの縮むアニメーション。
なくてもよくね?と思ってOFFにしてみたが意外とあった方がよかった。
マウスポインターとタッチ
◆ マウスポインターのスタイル
ポインターに色を付けたり軌跡や影を表示することができる。
面白そうだがExcelは✜カーソルだったりフィルハンドルだったり、アプリ固有のカーソルが多く、これらを変更することはできない。
◆ サイズ
マウスカーソルのサイズを変更可能。
この設定をこまめに変えたい場合(動画撮影時だけは大きくするなど)は、
右クリック⇒新規作成⇒ショートカットから、
| ms-settings:easeofaccess-mousepointer |
をアドレスに入力すれば作成できる。
テキストカーソル
テキスト入力時のカーソルに画像のような上下のマーカーを表示できる。

拡大鏡
「Win + ;(+)」で実行できる画面を拡大する機能
デフォルトの「全画面モード」は普通に不便と思うが、
この設定画面で「✅ ビュー」を「レンズ」にするとなかなか便利なものになる。
レンズの大きさも変えることができるので一度お試しを。
ちなみに拡大鏡の解除は「Win + Esc」
カラーフィルター・コントラストテーマ・ナレーター
正規の設定系のみ(Tips的な設定はなし)
オーディオ・聴覚デバイス・字幕・音声認識
正規の設定系のみ(Tips的な設定はなし)
キーボード
◆ 固定キー機能
ShiftやCtrlを5回押した際にそのキーをトグル化できる機能。
マイクラのスニーク移動の邪魔になるのでOFF推奨。
◆ アクセスキーに下線を引く
OFFでもAltキーによるアクセスキーは使えるのでONの効果が不明。
VSCodeで影響があるよう。アプリによる?
◆ PrintScreenキーを使用して画面キャプチャを開く
Win+Shift+SをPrintScreenに設定できる機能。
逆にPrintScreenキーの「全画面をスクリーンショット」機能が失われる。
Win+Shift+Sに慣れていてPrtScrキーと使い分けているならOFF推奨。
マウス
◆ マウスキー機能
テンキーでマウスを操作できるという機能で、
矢印による操作のため「X軸/Y軸だけ移動」ができるのが便利。
より細かい設定がコントロールパネル→コンピューターの簡単操作から設定可能。
その他の設定
IME(変換)
IMEバーより右クリック ⇒ 設定。
(時刻と言語 > 言語と地域 > Microsoft IME とあるがそのルートではいけない)
◆ 全般
✅ 互換性(以前のバージョンの Microsoft IME を使う)
後述の「キーの割り当て」をより詳しく設定できる。
特に「CapsLock」等の不要なキーに、別キーを割り当てできるようになるのが便利。
◆ キーとタッチのカスタマイズ
✅ キーの割り当て
無変換・変換キーの挙動を変更できる。
ここにIMEのオン・オフを設定することで、日本語入力のON/OFFを半角/全角キーのようなトグルではなく、固定キーにすることができる。
(要するに「絶対に日本語入力をONにする/OFFにするキー」を作ることができる)
昔のメモ帳を復旧する
Windows11で変わってしまったメモ帳が気に入らない場合は、
こちらの手順で昔のメモ帳を復活することができる。
いおりさん情報提供ありがとうございました(´∀`)
以上です!
なかなかいじることのない場所も多かったですが、
使ってみると地味に便利で嬉しい機能も多かったですね。
一度さわってみていただき、気に入った機能を採用してみてください。