和風スパゲティのレシピ

日本語でコーディングするExcelVBA

FileSystemObject

重複しないようファイル名に連番を付与する関数

ファイルを新規保存したりコピー・移動する際に、既存ファイルを上書きしないよう連番を付与するコードは関数化しておくと便利です。ファイルが存在しなくなるまでiを増やし、ファイルベース名 & (i) & 拡張子を結果値として返すことで実装できます。

フォルダを統合する(同名のフォルダに移動する)

同じ名前のフォルダがある場所にフォルダを移動すると、手作業であればフォルダを統合することができます。しかしVBAにはその機能がないため、フォルダ内の全ファイルを判定しながら移動していき、最後に元フォルダを削除する必要があります。

NameとFSO.MoveFolderの違い

ファイルを移動するNameステートメントとFileSystemObject.MoveFolderメソッドの違いを解説します。どちらも2つのパスを受け取ってファイルを移動します。MoveFolderのみワイルドカード*による一括移動ができる点が一番大きな違いです。

フォルダをコピーする - FSO.CopyFolder

中身ごとフォルダをコピーするFileSystemObject.CopyFolderメソッドの使い方を解説します。FSO.CopyFolder コピー元パス, コピー先パスという記述で実行できます。コピー元にはワイルドカード*が使用でき、複数のフォルダを一括でコピーできます。

フォルダを移動する - FSO.MoveFolder

中身ごとフォルダを移動するFileSystemObject.MoveFolderメソッドの使い方を解説します。FSO.MoveFolder 移動元パス, 移動先パスという記述で実行できます。移動元にはワイルドカード*が使用でき、複数のフォルダを一括で移動できます。

フォルダを別のドライブに移動する

フォルダを移動するName/FSO.MoveFolder」の両機能とも別ドライブ間の移動はできません。これを一発で行う機能は用意されていませんので、 まずはフォルダごとコピーし、そのあと元のフォルダを削除する手順で実行する必要があります。

既存ファイルを上書きしてファイルを移動する

移動先にファイルがあった場合は上書きしてファイルを移動する方法を解説します。Name/FSO.MoveFileはどちらも上書きする機能を持っていませんので、Kill/FSO.DeleteFilleで削除してからName/FSO.MoveFileで移動する手順を踏む必要があります。

NameとFSO.MoveFileの違い

ファイルを移動するNameステートメントとFileSystemObject.MoveFileメソッドの違いを解説します。どちらも2つのパスを受け取ってファイルを移動します。MoveFileのみワイルドカード*による一括移動ができる点が一番大きな違いです。

FileSystemObject.MoveFileメソッド

FileSystemObjectにてファイルを移動するMoveFileメソッドについて解説します。FSO.MoveFile 移動元ファイルパス, 移動先ファイル/フォルダパスという記述で実行します。ファイルパスにワイルドカードを使用して一括移動することも可能です。

FileCopyとFSO.CopyFileの違い

ファイルをコピーする際に使用する、FileCopyステートメントとFileSystemObject.CopyFileメソッドの違いを解説します。FSO.CopyFileが完全上位互換と言ってよく、特に「ファイル名省略可」「ワイルドカードで一括コピー可」が大きな長所となります。

FileSystemObject.CopyFileメソッド

FileSystemObjectにてファイルをコピーするCopyFileメソッドについて解説します。コピー元と行先の二つのパスを渡して実行します。行先はファイル/フォルダどちらでも動きます。コピー元パスにワイルドカードを使用すれば一括コピーが可能です。

Folderオブジェクト(FileSystemObject)

FileSystemObjectの参照下で使用できるようになる、Folderオブジェクトの取得方法とプロパティ・メンバー一覧を記載します。

Fileオブジェクト(FileSystemObject)

FileSystemObjectの参照下で使用できるようになる、Fileオブジェクトの取得方法とプロパティ・メンバー一覧を記載します。

FileSystemObjectとは - Dir関数群との違い

ExcelVBAにおいてファイル・フォルダを便利に操作するためにFileSystemObjectという名前の拡張機能が用意されています。このFileSystemObjectを初めて使う方に向けて、どんな機能なのか、どんな時に使うのかをまずは簡単に説明していきます。

FileSystemObject入門-フォルダ取得と再帰処理

FileSystemObjectでフォルダ内のサブフォルダ一覧を取得する方法と、それを最下層まですべての階層のフォルダ取得するコードを解説します。フォルダを取得する関数内で自身をSubFoldersに対して呼出する、いわゆる再帰呼出によって実装します。

FileSystemObject入門-ファイル一覧の取得

FileSystemObjectでフォルダ内のファイル一覧を取得する方法について解説します。FSOはファイル・フォルダをオブジェクトとして扱えるのが特長で、フォルダ内のFileオブジェクトは「Folderオブジェクト.Files」で取得でき、これにForEach文が使えます。

Dir関数でサブフォルダの一覧を取得する方法

Dir関数を使ってサブフォルダの一覧を取得する方法を解説します。これは非推奨な方法で、FileSystemObjectを使った方が簡単なことに注意してください。Dirの場合は相対パスとファイルも検索されてしまい、これをはじくコードが必要になります。

空のフォルダを一括削除するマクロ

空のフォルダを一括で削除する方法を解説します。親フォルダのSubFoldersをForEachでループし、FilesとSubFoldersのCOuntが共に0である子フォルダをDeleteすることで実行できます。下層フォルダまで検索する場合は、再帰呼出を追加します。

フォルダが空か判定する

フォルダが空かどうか判定する方法を解説します。フォルダの中にファイルがなく、かつフォルダの中にフォルダない場合に空のフォルダと判定します。Folderオブジェクトに対して、.Files.Count = 0と.SubFolders.Count = 0を判定すればOKです。

RmDirとFSO.DeleteFolderの違い

フォルダを削除する際に使用する、RmDirとFileSystemObject.DeleteFolderの違いを解説します。実はこの二つはほとんど違うもの、RmDirは空のフォルダを削除するステートメントですが、DeleteFolderは中身ごとフォルダを削除するメソッドです。

フォルダを削除する - FSO.DeleteFolder

中のファイル・フォルダごとフォルダを削除する場合はFileSystemObject.DeleteFolderメソッドを使い、FSO.DeleteFolder 削除フォルダパス というコードを実行します。これは空フォルダしか削除できないRmDirで行えないため、FSO必須の処理になります。

KillとFSO.DeleteFileの違い

ファイルを削除する際に使用する、KillステートメントとFileSystemObject.DeleteFileメソッドの違いを解説します。両者はほとんど同じ仕様で、引数(削除するファイルのパス)、使えるワイルドカード、エラーが発生する条件などの挙動もほぼ同じです。

FileSystemObject.DeleteFileメソッド

FileSystemObjectにてファイルを削除する、DeleteFileメソッドの使い方を解説します。FSO.DeleteFile 削除したいファイルのパス で実行できます。Killステートメントと同様、ワイルドカード*を利用して、該当ファイルの一括削除を行うこともできます。

FileSystemObject入門-参照設定と変数宣言

ファイル・フォルダ操作の便利ツール「FileSystemObject」を使うための事前準備として行う、「Microsoft Scripting Runtime の参照設定」と、「FileSystemObjectのオブジェクト変数のSet」の2つの設定について、やり方を解説していきます。

FileSystemObjectの呼び出しを短縮する方法

FileSystemObjectはとても便利なのですが、CreateObjectやNewを使った参照・宣言部分が面倒です。これを簡単に行う方法として、Public FSO As New FileSystemObjectとPublic変数でNewまで済まし、全プロシージャで使いまわす方法があります。

変数宣言(Dim)とNewを1行で済ませてよいか

Collection/Dictionary/FileSystemObject/自作クラスを使用するとき、Dim x As X、Set x = New Xと2行で宣言する方法と、Dim x As New X と1行で宣言する方法があります。この違いはNothing時の動きと、Initializeの実行タイミングに現れます。

フォルダを部分一致(ワイルドカード)で検索する

フォルダを部分一致で検索する方法を解説します。フォルダの検索にはFileSystemObjectを使うのがおすすめです。Dir関数はワイルドカードが使えますが、引数にvbDirectoryを指定してもファイルまで一緒に検索するためコードが煩雑になります。

ファイルを部分一致(ワイルドカード)で検索する

ファイル名を部分一致検索する方法を解説します。単純な部分一致であればDir関数にワイルドカード(*?)を指定することで実行できます。文字数や文字種を絞った部分一致まで行いたい場合は、候補のファイルすべてをLike演算子で比較します。

DirとFSO.FolderExistsの違い

フォルダが存在するか判定する、Dir関数(vbDirectory)と、FileSystemObject.FolderExistsメソッドの違いを解説します。一番の違いは返り値で、True/Falseを返すFolderExistsに対し、フォルダ名を返すDir関数は="",<>""で判定する必要があります。

DirとFSO.FileExistsの違い

ファイルが存在するか判定する、Dir関数とFileSystemObject.FileExistsメソッドの違いを解説します。まずは返り値が異なり、Dir関数は=""<>""での判定が必要になります。また、Dir関数はワイルドカード*を使用した部分一致検索が可能です。