書式設定・表示設定
セルの書式設定の配置タブにある、水平/垂直位置や、文字の折り返し、縮小して全体表示、縦書きなどの文字方向設定をVBAで行う方法を解説します。例えば水平方向を中央寄せにするには、Range.HorizontalAlignment = xlCenterを実行します。
すべてのシートを一発で再表示するマクロを紹介します。For EachですべてのWorksheetを走査し、ワークシート.Visible = True によって再表示していくコードです。ブックの保護が有効だとエラーになるため、ProtectStructureを判定して回避します。
条件付き書式を、背景/文字色をセル書式として残して削除する方法を解説します。条件付き書式を通常書式に変換するとも言えます。表示色DisplayFormatが元のFormatと異なる場合に、FormatにDisplayFormatを代入することで実現できます。
シート最上部を常に表示する設定は、ディスプレイ用の「ウィンドウ枠の固定」と、印刷用の「印刷タイトル」の2つの設定があります。この2つの設定は同じ位置に設定することが多いので、同時設定するショートカットを作ってしまいましょう。
上下左右の印刷余白を0にするマクロを紹介します。PageSetupオブジェクトに○○Marginというプロパティが6つあるので、それをすべて0にするだけです。マウスだと20回以上クリックが必要な作業をワンクリックにできるのはとても便利ですね。
For Eachで全図形を処理したとき変な動きをする、Shapes.Countを数えるとなぜか1個多い、入力規則の▼が消えてリストから選べない、あたりにお困りの方は、Shapesがドロップダウンリストの▼を含む罠に落ちていないかご確認ください。
「外枠が実線で中が細い点線の格子罫線」を自動で引くマクロを紹介します。普通の格子罫線は印刷すると太くて気になりますが、一番細い点線を使うと、印刷時は点線ではなく細い直線になります。表をキレイに印刷したいときは、この設定で罫線を引きましょう。
選択中のセル範囲を、1枚の用紙にクイック印刷するマクロを紹介します。「選択範囲を印刷範囲に⇒上下左右の余白を0に⇒水平方向をセンタリング⇒シートを1ページに印刷に⇒範囲が横長なら用紙を横に⇒印刷する」を一括で行うマクロです。
機械的に書けるコードは、マクロをマクロに書いてもらうテクニックが使えます。「セルの文字色・背景色を設定する」マクロを作るとき、①使う色のRGB値を調べる、②その値で着色するコードを書く、の2つを、セットでマクロにやってもらいましょう。
ColorプロパティやRGB関数の値、マクロ記録で記録された色は「16764390」のように謎の数字で、見ただけでは何色かわかりません。この値はRGB値と呼びます。このRGB値から、RGBそれぞれの値「230,205,255」を取得する関数を紹介します。
セルの文字色・背景色を設定するとき、色コードやRGBを調べなくてはいけません。初回はしょうがないのですが、何度も使う色は定数などで持っておきたいところです。この色の記憶に列挙型変数(Enum)がとても便利なので、ぜひ活用してみてください。