汎用マクロをたくさん作ってショートカットキーに割り当てていくと、
どれをどのキーに割り当てたかわからなくなってしまうことがあります。
各ショートカットキーの設定をキーごとに見ることはできないため、
すべてのマクロのマクロオプションを開いていくしか確認方法がありません。

よってショートカットキーをすべて解除しようとする際は、
正攻法ではこのマクロオプションのキーを消して回る必要があります。
それは面倒なのですが、実は「マクロのショートカットキー全解除」には裏技があり、
「ソースコードすべてを切り取ってその場所に再度貼り付ける」
という方法でモジュール内の全ショートカットキーを一括解除することができます。
あるいは「全コードをコメントアウト⇒アンコメント」でもOK。
マクロのショートカットキーを登録する「マクロオプション」は、
通常マクロ名(Subプロシージャ名)を変更しても維持されます。
しかし、Ctrl+Xで全ソースを切り取ると流石にマクロがなくなった判定になり、
その後Ctrl+Vで同じ場所に貼り付けてもオプションが復活しません。
これならCtrl+A ⇒ X ⇒ V を各モジュールで実行して回るだけで、
マクロに登録したショートカットキーを一括で解除することができます。
登録しすぎてリセットしたくなったら、この方法を利用してください。
逆にこの操作によって解除されてしまうことにも注意
この方法、意図して使う分にはいいのですが、
なにかの拍子に発動してしまう事故も起きるので注意してください。
特に「インデントと間違ってコメントアウトしてしまう」や、
「モジュールごと移設・合体」を行った際に発生します。
起きると「保存せず閉じる」意外に復元するすべがなく、
保存してしまったら再度設定し直すしかありませんのでご注意ください。
再設定の手間やそもそもの管理の大変さもありますので、
設定するショートカットキーが増えてきたら、
Application.MacroOptions で設定も一括で行うのをおすすめします。