和風スパゲティのレシピ

日本語でコーディングするExcelVBA

ブログタイトル「和風スパゲティ」の由来

12月1日をもって、このブログを始めて2年が経過しました。

いつもご愛読いただいている皆様ありがとうございます!


今年は5月から9月まで115日間お休みしたあと突如50日連続で投稿し、
そのあと45日間お休みして本記事に至るという、とても極端な1年でした。

せめて週1くらいはノルマにした方がいいかなとも思いましたが、
好きな時に好きなようにかけるのがブログのいいところな気もするので、
こんな感じで自分のペースで書いていこうと思います。


さて節目くらいは雑談を書こうと思っているので、
せっかくのブログ生誕記念ですし、「和風スパゲティのレシピ」というブログタイトルの由来を書いておこうと思います。



まずスパゲティは「スパゲティコード」からとりました。


読みづらいコード&複雑怪奇なロジックで、
解析不能になった(=スパゲティの様に絡まった)コードのことですね。


私はこの「スパゲティコード」にひとつ感じていることがありまして、

スパゲティコードに出会ったとき、
由来である「コードがからまった=ロジックの怪奇性」よりも、
意味不明な変数名の方に困ることの方が多い気がするんですよね。


設計がしっかりしていないコードは、変数名もめちゃくちゃなことが多いです。

書いてる本人も設計を理解しきれていないから変数名がおかしいのか、
変数命名に失敗したままコードを書いたから設計がおかしくなったのか、

卵と鶏どっちが先なのかはわかりません。


ですが、結果的にスパゲティになったコードが読みにくい原因は、
どちらかといえば破綻した変数名にあるような気がしています。



さてブログタイトルの話に戻りますが、接頭している「和風」は、
このブログのテーマである「日本語識別子(変数名や関数名のこと)」です。


ということで、「和風スパゲティ」はそのままこの2つをくっつけて、
日本語変数で書かれたスパゲティコード」を指しています。


この意味は非常に単純で、
「母国語のコードならロジックがめちゃくちゃでもなんとか読めるんじゃない?」
という想いを込めています。


あるいはさっきの「鶏と卵」を逆にした話で、
「慣れない英語で複雑なロジック組むから絡まるんじゃない?」
とも思っています。


どちらかといえば後者の想いが強いですかね。


「まだ実力がない時期から出来もしない英語で書かせる文化が、
ロジック力を育てにくい風土を作ってるんじゃないの?」

と密かに思っています。


ということで、

  • 初学者の方が少しでも負担なくコードを書いてほしい
  • たとえそのコードがスパゲティだったとしても、引き継ぐ人が少しでも読みやすいコードであってほしい

という想いを込めて、このブログタイトルを付けました。


個人的にこのタイトルはとても気に入っていて、
特に「和風スパゲティ」というものが、

  • 本場イタリアからは邪道扱いされるけど食べればおいしい
  • 本職プログラマからは馬鹿にされるけど使えば読みやすい

という意味でもダブルミーニングになっているのが素晴らしいですよね(自画自賛)


ブログを長く続けるコツは、気に入ったタイトルをつけることが一番だと思います。

なんかモチベが落ちる時期って必ずあると思いますが、
タイトル含めてブログ自体を気に入っていると、
眺めてるだけでそのうちモチベが回復してきます。



なお、最後の「レシピ」ですが、これは響きがいいから付けました。


ソースコードどかけて「和風スパゲティソース」にするかすごく悩んだのですが、
なんか響きがいいのでレシピを採用しました。

今となってはこっちにしてよかったと思います。



ということで、雑談らしく話があっちゃこっちゃしましたが、
これがブログタイトル「和風スパゲティ」の由来です。


この考えに賛同いただける方は、
自分で日本語変数を使うかどうかは好きにしていいので、
VBAを教えるときは必ず日本語変数を使ってあげてください。


母国語の力は教育にはとても重要ですし、
なにより「英語じゃなくても大丈夫」って言ってあげることが大事だと思います。


プログラミングを少しでも教えやすい環境を作るべく、
日本語で書かれたサンプルコードを3年目も垂れ流していきたいと思います。


日本語変数を使う方も使わない方も、
みんな仲良く、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。